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湯ノ丸山へ行く
出発
朝起きるとどこまでも続く青い空。
雲ひとつない一日が始まろうとしています。
しかし、皆さんぜんぜん起きてきません。
すっかり夕べのミーティングで盛り上がったせいか、澄んだ高原の空気のせいかぐっすり眠っているのでしょう。昨晩は夕食後の温泉ツアーの後、ビールやワイン、ブルーベリーソーダで旅の話しに花を咲かせとてもにぎやかでした。
それでも小鳥の声に目を覚まされたのか、起きていらっしゃる方が一人、二人と増えていきます。
「朝ご飯の用意ができましたよ〜!」
2階の客室に向かって声をかけます。
ブルーベリーではスタッフも皆さんと一緒にご飯をいただきます。みんな話し好きの方ばかりなので、近くにいたらどうぞ遠慮なく話し掛けてください。元気100倍くらいにして返事してくれますよ(笑)。
ブルーベリーでは毎季節に合わせていろいろなツアーを行っています。
- 春には新緑や花いっぱいの高原を訪れるハイキング
- 夏にはひんやりと澄みきった空気を感じる「浅間高原ツアー」
- 秋には黄金色に輝く高原や渓谷を巡る「紅葉ツアー」
- 冬には雪の絨毯の上を歩いて温泉に入るツアー
そのほか、星空散歩(湖に写った星を眺めます)、温泉ツアー等も行っております。雨の日しか行かない「観光地めぐりツアー」など、あらゆる状況下でいろいろなところへ行きます。また、台風などの日はオトナシク朝から飲んだくれるツアー? なんてのもありますよ。本日も10人を超えるのツアー参加者の方々と一緒にハイキングへと向かいます。
空の美しい山
湯ノ丸山は、稜線のなだらかなラインがとてもきれいな山です。ここはそれぞれの季節に応じてレンゲツツジの群生や落葉松の芽吹きが、いろいろな顔をして出迎えてくれます。
草原を登ります。冬にはツアースキーのコースになるため、幅も2mほどあってかなり広いです。しばらく歩くと「つつじ平」に出ます。
ここはまるでどこかの国境を思わせる雰囲気を持っています。つつじ平には、「遭難防止の鐘」というのがあって、先端には方位を示す風見鶏がつけられています。遠慮気味にたたいてみると、「カーン」と甲高い音がしますが、その音には何かもの淋しそうな響きがありました。
頂上に続くルートは高山植物も多く、花の季節はこれまた最高です。頂上近くでは、森林限界となり、風を遮る木々な岩場もないので、まるで鳥になって空へ舞い上がったような錯覚にさえなります(笑)。いっぱいのトンボが空を飛びまわり、心地よい涼しい風が体の周りを通り過ぎて行きます。本当に空の美しい所です。湯ノ丸山の頂上は、直径が50メートル程もありそうな広さ。いつもここでお昼になります。
頂上からの眺め
富士山からアルプス、八ケ岳、浅間、北信五岳、四阿山、根子岳が見えます。近くでは、桟敷山、村上山、篭ノ登山、水ノ登山などがきれいな三角錐のような形をしていてよーく見えます。さすが2000メートルを超える山頂です。ここでは天候に恵まれれば青い空と白い雲、そして澄みきったおいしい空気、そして何よりも美しい緑いっぱいの景色を皆さんにお見せする事ができると思います。
山から下りたら、ここは木苺のアイスクリームがおいしいところ。そのおいしさは山で疲れた体に染み入ります。
ブルーベリーにいらっしゃったら「北軽高原ブルーベリーツアー」にぜひ参加してみてください。
山、渓谷、高原、温泉、「北軽井沢」にはまだまだ自然が溢れています。きっとあなたが探している物も見つかるはず。普段の生活に疲れた方、旅に疲れた方、その他何かで疲れた方、どうぞさわやかな高原の宿で心を休めてください。
帰りは新鹿沢の国民休暇村で温泉に入ります。男性の方などは温泉から出てきたらビールで乾杯です。
今回は湯ノ丸山の紹介をしましたが、北軽は他に遊ぶところがいっぱいです。
ぜひ一度遊びに来てください。
【曽原正俊】
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